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認知症とクレニオ・セイクラル・セラピー(頭蓋仙骨療法)

 

 

サロンを始めたきっかけのひとつに、認知症の祖母の存在がありました。

 

 

 

認知症を発症し、施設へ入所していた100歳の祖母。いつも眉間に深いしわを寄せ、常にとてもつらそうな表情をしていた祖母が少しでも楽になるといいな。常に震えている腕や手や上半身や脚のせいで思うように動けない祖母が少しでも快適に過ごせるといいな。そんな思いで施設へ訪問し、祖母へクレニオ・セイクラル・セラピーのセッションをしていたのでした。

 

 

 

当時は感染症流行前であり、また、施設のスタッフさんの理解と協力を得られたこともあり、施設へ訪問してのセッションが可能だったのです。

 

 

 

クレニオ・セイクラル・セラピーのセッションを重ねていくなかで、祖母の症状と表情に大きな変化が見られました。これには、施設のスタッフさんもとても驚かれていました。

 

 

 

祖母の表情の大きな変化、あんなに辛そうだった表情がとても穏やかな表情へと変化し、また、症状の変化を目の当たりにした家族の大きな喜びをみて、このセラピーを必要としている方へクレニオ・セイクラル・セラピーを知ってもらいたい、届けることができたらとても嬉しい、そんな思いがサロンのオープンを後押ししてくれたのでした。

 

 

 

 

わたしたちの脳や脊髄といった中枢神経は、3層の膜でおおわれており、その膜と中枢神経の間には、血液からつくられている脳脊髄液が独自のリズムで循環しています。クレニオ・セイクラル・セラピーは、10ステッププロトコルと呼ばれる手技を使い、骨の制限や中枢神経をおおう膜の緊張をゆるめ、脳脊髄液の循環を整え促進することで、中枢神経の働きを活性化します。また、筋膜の緊張や制限もゆるめ、血液やリンパ液の流れも改善され、免疫システム、人体のエネルギーシステムを高め、ご自身のなかにある自己治癒力本来の働きを取り戻すお手伝いをします。

 

 

 

そして、この脳脊髄液の役割に、①中枢神経(脳と中枢神経)の保護 ②中枢神経への栄養の供給 ③中枢神経からの老廃物の除去 ④ホメオスタシスの維持 といったものがあります。

 

 

 

現在、アルツハイマー型認知症は、大脳皮質連合野や海馬領域を中心にβアミロイドというたんぱく質のゴミやタウタンパクが神経細胞内に蓄積し、神経細胞のネットワークが壊れると発症すると考えられています(認知症サポーター養成講座教材より引用)。祖母の場合、クレニオ・セイクラル・セラピーが、脳脊髄液の役割のうちの②中枢神経への栄養の供給と、特に③中枢神経からの老廃物の除去 へ何かしら影響があったのではないか、と推測していました。

 

 

 

今回、クレニオ・セイクラル・セラピーが認知症へ与える影響についての動画が、Upledger Institute International から紹介されましたのでご紹介させていただきますねニコニコ

 

 

 

 

以下和訳

 

 

こんにちは、マイケル モーガンです。

 

これまでの数年間、私はUpledger Institute の クレニオセイクラルセラピー(またはCST)をアルツハイマー型認知症に対して先駆的に取り入れてきました。

 

我々が最もよく受ける質問の1つが「クレニオセイクラルセラピーはアルツハイマー型認知症のステージが中期から後期に進行している方々の助けになることが可能なのか」です。

 

答えは条件付きのYESです。

 

Upledger Instituteで実践されている個別のクレニオセイクラルセラピー及びマルチハンドセラピーを適用することで、病気の勢いを停止させ、病気の経過を安定化させ、記憶の認識に影響する記憶中枢に対して影響を及ぼすということが分かってきました。

 

それがなぜ可能なのか?

 

病気の進行で脳脊髄液(CSF)が減少していくことが分かってきています。

 

そして、幸運なことに、クレニオセイクラルセラピーは、脳脊髄液の流れを増加させること、この病気の顕著な特性であるアミロイド プラーク及び神経原繊維変化を減少させる手助けができるのです。

 

そういった理由から、クレニオセイクラルセラピーを開始された患者の方々には、不安焦燥が和らぐ、周囲を取り巻くものを認識し始める、また、精神的認知機能が強まり始めるという様子が確認されています。

 

自閉症をお持ちのお子さんや大人の場合では、症状の強さ及び病気の進行によって、この過程には時間がかかることがあります。

 

しかし、CSTを始めることでこの下向きの傾向を改善させることができ、また治療食の変更やその他の物理的療法(モダリティー)と共に進めることで、即座に効果を得ることができます。

 

あなたやあなたの大切な方々に、個人ベースのクレニオセイクラルセラピーお勧めします。

 

また、Upledgerの臨床的なマルチハンド プログラムをご紹介しますので、どのような効果が得られるかを確認してみてください。

 

もっと内容を確認されたい方は、Upledger Instituteへ。

 

また、お気軽にpreventingalzheimers.com に来ていただき、このプログラムに関する研究理論について確認してみてください。

 

お聴きくださり、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

Upledger Institute のセラピストは日本各地、そして世界中にいます。(こちらのサイトで検索可能です→Upledger Institute International) 

 

 

 

必要とされる方へ届くと幸いですクローバー